負の遺産になる前に

駅前にはタワマンが2棟建つ小田急相模原
駅前にはタワマンが2棟建つ小田急相模原

先日、仕事で神奈川県相模原に行ってきましたが、私の知らない間に、“過疎化”は着実に進んでいると感じました。

複々線化で大きく変わった小田急線に乗って相模原へ

先日、私の地元の神奈川県の相模原に行ってきました。
相模原はJRと小田急があるのですが、私が行ったのは小田急相模原。
電車で行ったのは久しぶりなのですが、まずは、下北の駅が複々線の工事で立体的になっていたことに、いきなりビックリ。
昔はよく利用していた下北沢ですが、ここ最近全く行ってなかったので、まさかこんなに変わっていたとは。
この立体的でちょっと分かりづらい感、京急蒲田駅に似ているかも(京急蒲田の複雑さは有名)。
今の下北は、急行に乗るには長-いエスカレーターを降りないとダメなんですよね。
私の知らない間に大きく変わっていた小田急線を乗って行きついた小田急相模原。
そこでは、かなり衝撃的な事実が待っていたのです。

厳しい環境にある小田急相模原

私が訪ねたのは、小田急相模原駅にある、地元に長年根付いている不動産屋さん。
ちょっとしたご縁があり、そこの代表の方にお話を伺に行きました。

色々お話しを伺っての結論、小田急相模原、やっぱりキツいですね。
何がキツいって、不動産の価格の話です。
私の想像以上に値崩れしていました。
地元の不動産屋さんの話では、小田急相模原のもっと先の厚木は、工場や大学があるので、その工場勤務の人や学生に一定の需要はあるとのこと。

相模大野は急行停車駅で便利なので、人気は健在。
そして、一番落ちているのが、相模大野の次の各駅停車駅である小田急相模原駅、相武台前駅、座間駅とのこと。
その先の海老名は昨日の相鉄線の記事でも書いたけど、相鉄線が出ていたり、小田急が住民を呼び込むために力を入れて開発しているので、マンションもいっぱい建ち並び、そこそこ人気の住宅街になっているとのことなのです。
小田急相模原、相武台前、座間には会社も工場も大学もないから人が集まらない。
この辺りの土地勘がある私には、とても納得。

十数年ぶりに降り立った小田急相模原の駅は再開発されていて、駅直結のタワマンが2棟がドーンと建っていて、この2棟は雨の日も濡れずに電車に乗れるのです。
小田急相模原の住人全てがここに住めてしまうのではないかというくらいの総戸数。
こんなものが駅前に建ってしまったら、駅徒歩5分の家でも需要がなくなるのは当然。

小田急相模原から帰る時も、ホームで電車を待っていても、ロマンスカーや急行が通過するばかりで、待てど暮らせど電車は来ない。
この寒い時期、駅で電車待つのって本当に辛いですよね。

「負動産」(負の遺産)になる前に

相模原に行って感じたことは、これから郊外の住宅は大変になるということ。
以前、こちらに空き屋率の記事を書きましたが、人口が減少していく一方のこれから、空家率は益々高くなります。
それとともに、二極化がより顕著になっていくことでしょう。
都心など、人の集まるところは値崩れせず、価値を維持もしくはさらに高くなり、都心から離れた郊外、地方には人がいなくなり、価値は減少していく。

私の親世代はこぞって郊外に一戸建てを建てた世代で、一戸建てを建ててこそ、一国一城の主ということで、郊外一戸建てブームでした。

ただ、その私たちの親世代が郊外に建てた一戸建、処分可能なうちに処分しないと「負動産」になってしまうことを強く感じました。
例え1000万でも、極端に言えば100万であっても、売却してお金になるうちはいい方で、今後は手放すのにお金がかかる時代が必ず来ることでしょう。

人口減少が始まって10年くらいが経ちますが、今でももしかすると手遅れなのかなとも感じています。
(私の実家がまさにこれです)

私の知り合いも、千葉県の柏市で、当時は皆が憧れる高級住宅街だったのですが、今は子供ももうみんな独立し、親一人が住むには広過ぎるので、売却に出しているのですが、何せ駅から離れているため、どんなに値段を下げても買い手がつかないのが現実です。
でも、まだ値がついているだけでもマシですよね。
0ないしはマイナスになる前に、処分出来るものは早目に処分しなければならない時代になっていることを強く感じました。

人口減少社会、生きていくのって本当に大変ですね。
私はあと50年生きるか生きないかだけど、子供の世代はどうなるんだろうって考えちゃいました。

まずは、最近私のちょっとしたブームになりつつある断捨離から始めようと思います。
「余計なものは持たない、買わない」ことから。

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